就労定着支援とは
就労定着支援とは?
就労定着支援とは、障害者総合支援法に定められた「指定障害福祉サービス」のひとつであり、ご利用者様との相談を通して生活面の課題を把握するとともに、企業や関係機関等との連絡調整やそれに伴う課題解決に向けて必要となる支援を提供します。就労定着支援は、ご利用者様が就職した後も、笑顔で長く働き続けられるよう、「就業面」はもちろん、「生活面」や「体調面」も含めてサポートさせて頂きます。
つまり
利用期間は?
就職後7か月目から、就職後3年6か月まで利用することができます。上限は3年間で、1年ごとに支給決定期間を更新する必要があります。契約終了後も支援を希望される場合は、障害者就業・生活支援センターに引継ぎを行います。
費用負担は?
前年度の世帯(本人および配偶者)所得によって、自己負担額(利用額の1割)が発生する場合があります。対象となる方が就労されていることが前提となりますので、フルタイム等で就労している場合は、自己負担額が発生することがあります(1,000~3,000円/月程度)。
就労定着支援の利用目的は?
就労定着支援の利用目的は、利用する方それぞれに違ってきます。ですので、利用開始になりましたら、ご本人およびご家族の方と相談した上で、個別支援計画書を作成させていただきます。
- 仕事でミスが多くて困っている。
- 職場に相談できる人がいない。
- 上司や同僚とうまくコミュニケーションが取れない。
- 体調管理ができず、遅刻や欠勤が増えてしまう。
- 自分の症状などを上手く会社に伝えられない。
- 休みの日に、どうやってリラックスしたらいいか分からない。
- 一人暮らしをしたいけど不安がある。
- 家族との関係性に悩んでいる。
- せっかく給料をもらっても、お金の管理ができない。
- 家事と仕事の両立が大変でどうしたらいいか分からない。
支援内容は?
担当者が、月1回以上の頻度で障がいのある方と対面でお話しさせて頂き、現在の職場での環境や生活リズムなどを聞き、どんな課題があるのかを把握します。その上で、障害のある方に対する課題解決のためのアドバイスや、事業所に来所して頂いたり、自宅や勤務先への訪問、医療機関や福祉機関との連携を図って、働きやすい環境へとつなげていくような支援を行っていきます。