今日は何の日
今月今夜の月の日 (1月17日)
小説家・尾崎紅葉(おざき こうよう、1868~1903年)の『金色夜叉』(こんじきやしゃ)のエピソードに由来する日。日付は『金色夜叉』の中で、主人公の間貫一が熱海の海岸で、貫一を裏切った恋人のお宮に「可(い)いか、宮さん、一月の十七日だ。来年の今月今夜になつたならば、僕の涙で必ず月は曇らせて見せるから」と言い放ったことから。
このエピソードからこの日の夜が曇り空になることを「貫一曇り」と呼ぶようになった。熱海ではこの日に尾崎紅葉の偉業を称え遺徳を偲ぶ「尾崎紅葉祭」が行われ、熱海芸妓による『金色夜叉』の名場面が舞踊で再現される。また、熱海海岸には「貫一お宮の像」と「尾崎紅葉」の記念碑が建てられている。
[引用:雑学ネタ帳]