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今日は何の日

スープの日 (12月22日)

日本のスープ業界の発展を目指して、1980年にスープ製造企業などにより結成された日本スープ協会が制定。スープに関する話題を提供することで、より多くの人にスープへの関心を持ってもらい消費拡大を図るのが目的。日付は温かいスープをより美味しく感じることができるのが冬なので、12月22日を「いつ(12)もフーフー(22)とスープをいただく」という語呂合わせから記念日をこの日とした。

スープとは一般的に西洋料理の汁物のことを指すが、広い意味では汁物や煮込み料理の素となる出し汁も含む。出し汁で有名なものでは、ブイヨンやフォン・ド・ヴォーなどが当てはまる。ブイヨンとは鶏ガラなどに香味野菜やハーブ類を入れて長時間煮込んでうらごしした出し汁のことで、これに調味料や香辛料などを入れて味付けしたものがコンソメだ。また、ブイヨンに小麦粉やでんぷんなどをつなぎにしてとろみを付け、バター、牛乳、生クリーム、卵黄などで味付けをしたものがポタージュである。フランス料理ではスープ全体のことを「ポタージュ」と呼ぶが、日本では一般的に澄んだスープを「コンソメ」、濃厚なスープを「ポタージュ」と呼ぶことが多い。一方、フォン・ド・ヴォーは仔牛の骨付き肉などをオーブンで焼いて焼き目をつけ、それに香味野菜などを入れて長時間煮込み、うらごししただ出し汁である。こちらも煮込み料理の素として使うが、主にビーフシチューやハンバーグなどに使われるドミグラスソースなどのソースの素として用いられる場合が多い。

スープの歴史は古く、紀元前1500~1600年頃のエジプトに遡る。その頃のスープは、鳥獣の肉や野菜、固くなったパンをごった煮にしたようなものだった。そして、11~13世紀のヨーロッパで十字軍が遠征から香辛料を持ち帰ったのがきっかけでスープの味が進化した。その後、時代とともに料理技術が進み、17世紀のフランス、ルイ王朝の頃には、正式な献立として、スープも位置づけられるようになった。




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