今日は何の日
涅槃会 (2月15日)
釈迦が亡くなって涅槃に入ったとされる日に行われる仏教の法会。一般にその日は2月15日とされ、涅槃忌、常楽会 (じょうらくえ) などともいう。涅槃とは仏教で究極的目標である永遠の平和、最高の喜び、安楽の世界を意味する。本来は風が炎を吹消すことを意味し、自己中心的な欲望である煩悩や執着の炎を滅した状態をさす。このような状態は「涅槃寂静」と呼ばれて初期仏教の根本的教えの一つであったが、人が生命または肉体をもつかぎり完全な涅槃の状態は達成されないとして、これを「有余 (依) 涅槃」とし、死後に実現される完全な状態を「無余 (依) 涅槃」と呼び、釈迦の死を涅槃に入るというようになった。またジャイナ教では仏教と同様に永遠の安楽な世界、ベーダーンタ哲学ではブラフマンとの合一を意味する。
[引用:コトバンク]