今日は何の日
歌舞伎の日 (2月20日)
1607年(慶長12年)2月20日に「出雲の阿国」が、江戸城で初めてかぶき踊りを披露したという記録があることにちなんで制定された記念日。現在では歌舞伎は男が演じるイメージが強いが、歌舞伎の祖である「出雲の阿国」は女性で、1603年に京都四条河原で彼女が歌舞伎踊りを始めたのが歌舞伎の発祥とされている。また、歌舞伎という名前の由来は、「傾く」(かたむく)の古語にあたる「傾く」(かぶく)から来ているとされている。
戦国時代の終わり頃から江戸時代の初頭にかけて京や江戸で流行した、派手な衣装や一風変わった異形を好んだり、常軌を逸脱した行動に走ることを「かぶく」と呼び、特にそうした者たちのことを「かぶき者」とも言った。そうした「かぶき者」の斬新な動きや派手な装いを取り入れた独特な「かぶき踊り」が慶長年間(1596年 ? 1615年)に京都で一世を風靡し、これが今日に連なる伝統芸能「かぶき」の語源となっている。
[引用:【歳時記】2月20日、今日は何の日?]