今日は何の日
エスペラントの日 (6月12日)
エスペラント(Esperanto)は、ポーランドの眼科医 ラザロ・ルドヴィコ・ザメンホフが1887年に創案した、中立公平で学びやすい国際共通語で、民族の言語や文化をその歴史的遺産として尊重し、大切にすると同時に、それぞれの言語や文化の橋渡しの役目を果たすことを目的として作られた。その後、世界各地に広まり、約20年後の1906年(明治39年)6月12日に日本で初のエスペラント団体が発足された。二葉亭四迷のエスペラント学習書「世界語」の出版、第1回日本エスペラント大会が開催されたのもこの年である。現在でもエスペラント語は、インターネット を通じて世界各地の仲間同士で交流や絆が深められている。日本のエスペラント運動は、前述のとおり、二葉亭四迷による学習書発行、第1回日本エスペラント大会の開催などで、1906年から本格的に始まった。1965年(東京)と2007年(横浜)には世界エスペラント大会を日本に招致した。日本エスペラント大会は毎年開催されており、2013年の第100回記念大会は東京で開催された。参加者は719人で、そのうち、外国からは22カ国48人参加した。
エスペラント運動の世界では、考案者のザメンホフの誕生日(12月15日)に因んで、毎年12月中旬に「ザメンホフ祭」が開催される。日本では、各地のエスペラント団体の主催で、都道府県や地方単位のローカルな催し物として行われる。
なお、インターネット上では、12月15日はザメンホフの誕生日であることから、「ザメンホフの日」と記述しているところがあるが、いつ、どういった経緯で出来たかなどの情報源は不明である。
[引用:一般財団法人 日本エスペラント協会]