今日は何の日
糸ようじの日 (8月18日)
大阪市中央区道修町に本社を置き、医薬品、芳香剤や衛生材料などの製造販売を行う小林製薬株式会社が制定。1987年(昭和62年)11月に当社が発売したデンタルフロスとつまようじを一体化させた歯間清掃具「糸ようじ」の30周年を記念し、「8(歯)と8(歯)の間に1(糸)」が通っていることを連想し、8月18日を記念日として2017年(平成29年)5月31日に一般社団法人 日本記念日協会より認定を受けた。小林製薬では毎年、この日に向けて店頭での販促に力を入れるとともに、歯間清掃意識の大切さを啓発している。「糸ようじ」開発のきっかけは、新幹線の車内で外国人女性がデンタルフロスを使っているのを社員が見かけて衝撃を受けたことが始まりで、当時、欧米では主流だったデンタルフロスは、歯科医院では推奨され始めていたが、歯間清掃の習慣がまだ日本に定着していなかったことや、つまようじに慣れた日本人にとって糸タイプのフロスは使いづらかったこともあり、一般的には普及していなかった。そこで使いやすく、汚れが手軽で確実に取れるものを目指し試作を重ね、その結果、一方に弓型にフロスが張られ、もう一方にはカギ状にカーブしたつまようじで、奥歯の歯間や、歯の裏側などの食べかすも取り除ける現在の形状に辿り着いた。歯の表層(歯冠部)は、人体の中で最も硬い組織であるエナメル質に覆われており、エナメル質部分に付着した歯垢は、付着後すぐにブラッシングをすれば取り除きやすいが、放っておくと石灰化して歯石になってしまう。歯石は歯ブラシによるブラッシングだけでは届きづらい歯間部、奥歯の裏面、歯周ポケット付近に多くできる傾向があり、歯石は一度出来てしまうと日々のケアでは除去できず、虫歯の原因にもなる。歯垢は歯ブラシのみでは全体の60%弱しか除去できないが、デンタルフロスと歯ブラシを併用することでで86%、歯間ブラシと歯ブラシの併用では、95%除去できることがわかっている。
[引用:小林製薬]