今日は何の日
ギョーザの日 (2月10日)
東京都中央区銀座に本社を置き、冷凍ギョーザを販売する味の素冷凍食品株式会社が2011年(平成23年)に制定。日付はギョーザの生まれ故郷である中国では縁起の良い食べ物として、旧正月(旧暦1月1日)にギョーザを食べる習慣があることから。この日にギョーザを大いに食べて、その美味しさをもっと知ってもらうことが目的。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
記念日の制定者は同社の冷凍餃子販促キャラクターでかわいいおサルの「ギョーザるくん」である。
[旧正月とギョーザについて]
旧暦の正月は中華圏では「春節」と呼ばれ、最も重要とされる祝祭日である。新暦の正月に比べ盛大に祝賀され、中華人民共和国のみならずシンガポールや大韓民国などの中華圏国家では数日間の祝日が設定されている。
春節にギョーザを食べる習慣がある理由としては、ギョーザ(餃子)は金運(かたちが古銭に似ている)や子孫繁栄(文字が子宝に恵まれるという意味を持つ)の縁起物だからだという。
[味の素のギョーザについて]
1972年(昭和47年)に同社の冷凍ギョーザが発売された。その当時はまだ電子レンジがあまり普及していない時代で、家庭における電子レンジ普及率は10%未満であった。
同社では冷凍食品を、①家庭の食卓にのぼる頻度が比較的高い、②家庭で手づくりしにくい、③家庭の調理器具で解凍調理が容易にできる、の3つのコンセプトを基に開発し、冷凍ギョーザは発売された12品の冷凍食品の中の1つだった。
その後、調理簡便性の高い冷凍食品に対するニーズが高まる中で、同社のギョーザは「おいしさたっぷりの具」「油なしでパリッと焼ける」「おいしさは素材から」「おいしい安心、自社工場から」などのキャッチコピーとともに何度もリニューアルされてきた。
そして、2012年(平成24年)に「油・水なしでパリッと焼ける」ギョーザが完成した。「羽根の素」の技術開発により、油・水なしでさらにパリッとジューシーに焼ける新調理法を実現した。
さらに、お客様からの声を取り入れ、使い勝手のよい「小分けトレイ」になり、すべての「野菜の国産化」を行った。2017年(平成29年)に発売45周年を迎え、今後もさらにおいしい「ギョーザ」を届けられるように、同社は引き続き、永久改良に取り組み続けている。
[引用:雑学ネタ帳]