今日は何の日
日ソ国交回復の日 (10月19日)
1956年(昭和31年)のこの日、第2次世界大戦における日本・ソ連間の戦争状態を終了させた宣言である「日ソ共同宣言」が調印された。当時の鳩山一郎内閣はソ連との国交回復を外交方針に掲げ、1955年(昭和30年)6月から会談を開始させることができたが、領土問題(いわゆる北方領土問題)で行き詰まり、無期休会となった。その後、交渉が再開され、平和条約の締結を棚上げして共同宣言に合意するに至った。その内容は、(1)戦争状態の終結、(2)外交・領事関係の回復、(3)国連憲章の原則、自衛権、内政不干渉の原則の確認、(4)日本の国連加入の支持、(5)日本人抑留者の送還、(6)賠償請求権の放棄などであるが、領土問題に関しては、両国間の主張が食い違い、解決に至っておらず、現在も平和条約締結の交渉は継続されている。
この領土問題に関し、日本政府は北方領土の返還要求運動を盛り上げるため、2月7日を「北方領土の日」と定めている。
[引用:コトバンク]